梁山泊の弟子になりたい人や技を盗みたい人は一杯いるでしょうに、それでもあえてケンイチだけを弟子にしたのは心が真っ直ぐで強いからなんですよね。武術家にとって必要なのは心技体ですけど技や体が優れていても心がなければだめ、逆に言えば心が優れていれば技や体は梁山泊の弟子になるのに必要ないんですね(もちろん死ぬほどきつい修行で鍛えていきますがそれはケンイチに殺されてほしくないし大好きだからなんですよね。改めて読んでみると師匠たちがどれだけケンイチのことが好きかよくわかります)。「みんな目に悲しい光を秘めていた。まるで武術その者を憎んでいるような… 憎んでいる者をどうして極められる!? 才能のかけらもない僕がここまでやってこられた理由、それはりょうざんぱくの地獄の修行の根底に…“弟子を思う心”があったからだ だから僕は武術を憎んだ事など一度もない!!」理解できます。ケンイチに技を教えたり鍛えたりする時師匠ズたちみんなほとんどの場合笑顔ですものね。 |