リアルでもチャンピオンとかそうですけど達人は自分が一番強いと思ってる。だから我が強い。強くなりたい単純な理由として自分の我儘を貫き通したいというのが一般みたいですから。梁山泊はともかく闇の達人集団の多くは共通の目的の為に手を貸してるとはいえ心の奥底では組織のことは気に入らない感じだったでしょう。かといって説得なんてできようもない。ですが身内の言うこと、つまり弟子の言うことなら考えるんですよね。ケンイチのラストエピソードでケンイチがyomiに蒔いた種が少しずつ花開き最後には殺人拳の弟子や一部の達人がこちらに味方した時はかなり感動しました。よくある展開に悪が正義に味方するというのがありますが、先生の場合闇の弟子の心境変化が達人たちにも影響を受けるという展開がよかったです。ここからは私の想像になるのでどこまであってるかはわかりませんが・・・龍斗は自分の為に自分を倒し最後まで友と言ってくれたから、ボリスはケンイチだけでなく手のかかる小野先生から張りつめない心やクラスから色紙を送られ心境の変化が、レイチェルは学校生活や性格からも派手好きなため、イーサンはケンイチが自分は殺そうとしてるのに闘いより姉のことを気にかけてくれたりクラスメイト達に見守られて修行にでたこと、コーキンはケンイチが最後の最後で敢えて不利なムエタイのみで戦うことを宣言しその理解不能さと真っ直ぐさに誇りを感じ、千影はケンイチとの学校生活や新白連合からのおちょくりや遊びやお菓子トラップ、園芸を通じて花言葉から人間性を取り戻していき…私はこれが心境変化の内容だと思いました。 |